OB会の企画として、一泊二日の行程で東海道を歩いて来た。
今回は、前回の最終地点、静岡県の浜松の西、JR高塚駅からスタートして、初日は潮見坂の上「白須賀宿」手前の「おんやど白須賀」まで歩き、二日目はそこからJR豊橋駅まで歩いた。
初日は約17km、二日目は約22kmを歩いて来た。(二日目は途中で道を間違えてしまい、往復で約2kmのロスをしてしまった)
・・・
さて初日。
JR高塚駅前で集合してスタートしたのは午前11時近かった。
そこから旧東海道を歩いて行くと、旧道が国道1号線と交差するところで、地元の人らしいリュックを背負った60歳過ぎと思しき男性に声を掛けられた。
「どこから来られたんですか?」「東海道を歩いているんですか?」・・・。
そんなことで、歩きながらその男性の話を聞いていると、これから向かう舞坂宿の人らしく、舞坂宿のことをあれこれ案内し始めてくれた。
そのままあれこれと案内を聞きながら途中「脇本陣」の中まで説明してくれ、浜名湖湖畔の「本雁木」のところまで同行してくれた。
我々はその後ちょっと遅い昼食を摂るため「
魚あら」と言う地元の魚料理を出す店に入ったのでそこで別れたが、大変ありがたかった。
「魚あら」に入ったのは午後2時近かった。
店に入ると早速それぞれ料理を注文したが、料理が出てきて食べ始めた頃、店の人がやって来て「ラストオーダーになりますが、御注文はよろしいでしょうか?」と言って来た。
何と、もうそんな時間になるのか?(*_*)
まだ食べ始めたばかりと言うのに・・・。
後で調べたら、昼間の営業時間は午後2時までとなっていた。
危ない危ない、、、あと数分で昼食を食べそこなうところだった、、、^_^;
食後はその先の「新居宿」に入り、「
新居関所」を見学した。
そこではボランティアの方が内部の案内をしてくれた。
新居の関所のすぐ先には「
旅籠紀伊国屋資料館」が建っていた。
2001年にここを歩いた時には、なかったような記憶がある。
新居の関所にしても、2001年の時にはまだ発掘調査中で、内部の見学も制限されていたはずだったが、思えば前回歩いてから8年も経っているので、あちこちと整備され、また新しい見所も出来ていたりと、再び歩いていても楽しいものだ(^.^)
新居宿を出た後は、海岸線に沿うようにして単調な旧道を歩いて、白須賀宿下の「潮見坂」入口のところに着いたのは、午後5時40分を過ぎていた。
実は、舞阪で案内してくれた男性や新居関所で案内をしてくれた男性が、「今日はどちらまで?」と同じように聞いて来たので、「白須賀に向かって歩けるところまで歩いて後はタクシーを呼んで・・・」と答えたところ、2人からは同じように「あの辺りでタクシー、来てくれるかな?」と言われていた。
それで少々心配になって、旅籠紀伊国屋資料館を出た時に、浜松のタクシー会社に電話をして聞いてみた。
すると、白須賀の辺りはその会社は行ってなくて、別会社の管轄になるとのことで、遠鉄タクシーの支店と名鉄タクシーの支店の電話番号を教えてくれた。
それでまずは遠鉄タクシーの支店に電話をすると「そこなら名鉄タクシーの方がいい」と言うことで、そこでも他社である名鉄タクシーの支店の電話番号を教えてくれた。
何とも親切と言うか有り難いことだった。
それで名鉄タクシーの支店に電話をすると「迎えに行きます」との返事をもらえたので、安心して歩き始めることができた。
それで、漸く潮見坂の下に辿り着いたが、さて、、、
そこで本日は終わりにするか、潮見坂を上がってしまうか、、、。
空はまだ明るい。
翌日の行程を考えると、朝から登り坂で始まるのはどうだろうか?と言う意見が出たので、最後のスパートと言うことで、潮見坂を登ることにした。
それで、潮見坂を登り切ると、その先には「
おんやど白須賀」と言う施設が建っているところに出た。
2001年にここを歩いた時にはなかった施設だ。
しかし、残念なことに午後4時で閉まっていた。
が、タクシーを呼ぶには目安になる施設だったので、そこで名鉄タクシーに電話をして、迎えに来てもらうことにした。
そこからはJR鷲津駅前の「
くれたけイン鷲津」と言うホテルまでタクシーで移動したが、途中、豊田自動織機製作所の創業者「豊田佐吉」の生家があり、現在は「豊田佐吉記念館」が建っているところを周って行った。
運転手さんが「運賃はそれほど変わらないので、周って行きましょうか?」と言ってくれたので、恐らく二度と来ないところと思って周ってもらうことにしたのだ。
ホテルに着いたのは午後6時半近かった。
チェックインを済ませると、1階のフロント横のスペースには「ウエルカムドリンク」のコーナーがあり、午後8時までは、いろいろなドリンクを飲めるようになっていた。
そのドリンクの種類には、ソフトドリンクの他に「淡麗」や「スコッチウイスキー」「バーボンウイスキー」「焼酎」などがあって、自由に飲めるようになっていた。
また、テーブルの上の小さな器の中には、おつまみ用の個袋に入った煎餅やピーナツが用意されていて、まさに「飲んでちょうだい!」とでも言っているようだった(^.^)
白須賀の潮見坂を登って来た後と言うこともあり、部屋に向かう前にそこで、まずは淡麗を自分でサーバーから注いで、3杯ほどいただいてしまった^_^;
その後は、バーボンを少々と焼酎まで少々いただいた。
いやぁ~~、、、
まさに、ウエルカムだった、、、(^_^)v
部屋に入った後は、すぐに1階に集まって夕食を摂るために外に出た。
何軒かホテルの周辺に店はあったが、その中で「
鷲津バー」と言う、中は全く「バー」らしくない「食堂」に決めて入った。
いろいろメニューはあったが、やはり歩いた後はビタミンB1の補給がいい、と思って、夕食にしては少々重かったが、かつ丼を注文した。
いやぁ~~、
美味かったぁ~~(^.^)