6月17日、出発の日の朝を無事迎えた。
「無事」と言うのには訳があった。
実は、、、
その二日前まで、出発は18日だと思っていたのだ。
それをひょんなことで気が付いて、事無きを得た・・・、いやはや、、、。
危うく、行きそびれるところだった、、、^_^;
いきなりのトラブル
自宅から駅に向かう際、、、家を出てから10分ほど歩いた時だったが、引っ張っていたスーツケースのキャスターから異音が聞こえて来たので見てみると、何と!!
4つあるキャスターのうちのひとつの車輪が融けて変形していたのだ。 そのため、その小さな車輪が軸受けから外れて正常に回転しなくなっていた。
いやぁ~~、これから成田に向かうと言う時にいきなりトラブルかい?
参ったなぁ~~(*_*)
それほど無茶な使い方をした覚えはなかったし、後で空港で重量を量った時にも17kgしかなかったので、重過ぎると言うこともなかったと思う。
それが、取っ手を伸ばしてスーツケースを斜めに傾けて2つの車輪で転がすようにして引っ張っている時にそうなってしまったのだ。
それでそのままの形で引っ張って行くことができなくなったので、スーツケースを縦に置く形にすれば残りの3つの車輪が路面に接するので、その格好で恐る恐る引っ張って駅に向かうことにした。
オーストリア航空のカウンターでチェックイン
8時55分の集合時間には充分間に合う時間に、成田空港第一ターミナルの指定された旅行社のカウンターに着いた。
すると、そのカウンターの前には旅行社の社員が待ち受けていて「どちらのツアーでしょうか?」と聞いて来た。
(? ってことは、これからチェコに向かうツアーの他にもツアーもあるってことだな・・・)と思って、その周辺に集まっている人を見ると、確かに今回の旅行社の「ユーラシア旅行社」のバッチを胸や帽子に付けた人があちこちにいた。
それで、まずは個人個人でオーストリア航空のチェックインを行い、30分後に再び同じ場所で再集合することを告げられた。
今回の「チェコツアー」では、オーストリア航空を利用しオーストリアのウィーン経由でプラハに向かうことになっていた。 それで目の前のオーストリア航空のカウンターでチェックインをしたが、スーツケースのX線チェックを受けないまま、チェックインが行われたのがちょっと意外だった。
前回、前々回の時は、確かチケットを発券してもらう前に、まずはスーツケースを別にX線チェックを受けた覚えがあった。
この手続きの違いは航空会社によって違うと言うことなのか?、、、一体どうなっているんだろう、と思った。
とにかく、チェックインカウンターでスーツケースを預ける際、「スーツケースの中に、危険物、爆発物は入ってないですね?」と、口頭で聞かれただけだった。
もちろん!、、、「はいってません」と答えたが。
ウェットティッシュが配られる
30分後、再集合になると、そこで初めて今回の添乗員のHさんと他のツアーの皆さん22人が顔を合わせた。
今回のツアーは自分も含めて23人だったが、男性の個人参加は自分も含めてたったの2人だった。
他は、ご夫婦や女性同士の仲間の参加、それと女性の個人参加の人達だった。
チェコ、と言えば中世の街並みが残る国。 カルロビ・バリやチェスキー・クルムロフ、、、
女性の人気が高い国と言うことなんだろうか。
そして、Hさんの挨拶とこれからの搭乗から乗り継ぎまでの案内があった後、各人に除菌用のウェットティッシュが配られた。
今まで参加したユーラシア社のツアーでは、昼、夜の食事の度に添乗員さんがテーブルに除菌用のウェットティッシュが入った袋を用意してくれて皆でこれを使っていたが、今回は旅のスタートで各自に個別に配られたのだ。
もしかして、新型インフルエンザ対策として、食事の時だけでなくいろいろと使うシーンが増えるのかも?と言う配慮からなのかもしれないと思ったが、この時改めて新型インフルエンザのことが頭によぎった。
そう言えば、ほんの一か月ほど前は、新型インフルエンザに関するニュースで持ちきりで、知人の中にはせっかく申し込んだツアーをキャンセル料を払ってキャンセルしたと言う人もいたくらいだった。
そう言えば、空港の中ではマスクをしている人の姿もあったことはあったが、それほど意識をすることもないくらいだった。
しかし、、、
大丈夫なんだろうか???(*_*)
怪しい? 中国人、、、か?
チェコの通貨「コルナ」への両替は現地の空港かホテルで行うつもりでいてください、と添乗員のHさんからは言われていたので、成田では両替する銀行もあったようだがそれをすることもなく、出国審査を受けた後搭乗口へと向かった。
搭乗開始まではいつものように時間がたっぷりとあったので、空港内ですこしぶらぶらとしていると、東洋人が空港の係り官に何やら取り調べを受けているような光景に出くわした。
ひとつは「大蓮」へ向かう搭乗口の手前のベンチシートに座っている3人の東洋人を4人の係り官が半円形に取り囲むようにして立っていたのだ。
その真ん中に座っている男性を威嚇するかのようにその正面に立っていた係り官と、それを左右から3人の係り官。
一体、何事何だろう?と思った。
その座っている東洋人の男性はパスポートなんだろうか、何か出して見せていた。
もうひとつ、、、
そこから少し離れた搭乗口近くのベンチシートで、今度は2人の東洋人の前に2人の係り官が立っていて、チケットを見ているようだった。
何かあったんだろうか?
今までには見たことがなかった光景だった。
いよいよ搭乗開始だ
そんなことがあって、待ち時間もそれほど退屈することなく、その後36番ゲートへと向かった。
36番ゲートに着くと、そこには思った以上に多くの日本のツアー客の姿があった。
しかも、我々と同じユーラシア社のバッチを付けている人が多い。
そのことについては添乗員のHさんから話があったが、これから乗る便にはユーラシア社のグループが我々のグループを含めて3グループも乗ることになっていると言うことだった。
それは、オーストリアツアーに向かうグループ、そしてウィーンで乗り換えてクロアチアに向かうグループとのことだった。
ウィーン経由で東欧または中欧に向うには、オーストリア航空はなかなか使い勝手がいい航空会社のようだ。
と言うことで、これから搭乗するのはオーストリア空港のOS52と全日空のNH6325の共同運航便で、10時20分に搭乗開始となった。