昼食を終えた後は、エレバン市内の散策と、市内にある「マテナダラン(古文書保管所)」と「歴史博物館」の見学をした。
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チョコの店へ向かう
レストランを出ると、「アルメニアのチョコを買って行きたい」と言うリクエストが前から出ていたようで、まずはそのチョコを売っている店に案内された。
「アルメニアの土産には是非ともそのチョコがいい!」、と出発前から聞かされていた人がいたらしく、これまで目立って土産物をあれこれ買っていなかった皆さんが、レストランを出ると「チョコを売っている店はどこ?」と、目の色が変わっていた。
それで、レストランを出ると、小雨が降る中少し歩いて、大きな通り沿いにある「スーパー」に入った。
まずはスーパーに入る
そのスーパーは、それほど大きな店ではなかったが、アルメニアのドラムがなくてもその店でドルからドラムに両替が出来ると言うことでその店に案内されたようだった。
それでそのスーパーに入って、目指すその「チョコ」、、、
その「チョコ」は、アルメニアのオリジナルのチョコで、中にイチジクや杏、桃などのドライフルーツが入ったチョコレートと言うことだった。
それらのフルーツがひとつのチョコレートの中に混ざって入っているのではなく、1個のチョコの中に1種類のフルーツが入っていて、それが土産用の大きな箱に入って売っていた。
そこで売っていたものは、一種類のフルーツが何個かセットされていたものや、3種類のフルーツがアソートされていたものだった、店に入ると皆さんの動きが「チョコはどこ?」と、正に獲物を狙う鷹のようになっていた。
それで、ばらさんが、そのチョコがあるはずの売り場の棚のところに案内してくれると、土産にするには見栄えのよさそうな、25~30cm角くらいの八角形のような箱を手にして、「これにはいろいろと混ざって入ってますが、、、」と言った。
しかし、その大型のパッケージはばらさんが手にしたそれしかないようだった。
「あとは、こちらの小さな箱のものになります。」とばらさんはその大型の箱の下の棚の端に並んでいた10×15cmくらいの箱を手にした。
その小さな箱のものも数箱しかないようで、いくら我々の人数が少ないからとは言っても、そこにあるだけではとても間に合いそうになかった。
そして気が付くと、その大型の箱は、いつの間にかNKさんの奥さんが手にしていた。
すると、大きいものはそれだけなので、他の人は下の棚の小さな箱のものを手にして、「これしかないの~?」と言うようなことを言っていた。
ばらさんは「ちょっと待ってて下さい」と言って奥の方に行ったが、すぐに戻って来て、「今日はここにあるだけしかないようです。」と言った。
まぁ~、考えてみれば、地元のアルメニア人が普段使っているようなスーパーに、旅行の土産のようなチョコのセットが、何十個と置いてあるはずもないんだろう。
それでも、小さな箱を手にしてもう買うつもりになっている人もいて、「ドルじゃ買えないの?」とか「カードは?」とか、あれこれと声も飛び交い、それほど広くないスーパーの中のその一角だけは一時騒然とした様子になっていた。
チョコ専門店へ
それでばらさんが、「隣りに、そのチョコを売っている店があります。」と言って、そちらの店を案内してくれることになった。
但し、そちらの店はそのチョコの専門店だったがドルマしか使えない、と言うことで、ドルマが足りない人はこちらのスーパーで両替をして下さいと言うことだった。
そしてスーパーを出ると、すぐ隣りの店へと入って行った。
カウンターになっているショーウィンドーの中には、箱ではなく、1個1個、個包装されたチョコがぎっしりと積まれていた。
そして、その店では、フルーツの種類によって違う値段になっているそれらのチョコを、個別に売ってくれるようになっていた。
また、先ほどのスーパーに並んでいたような箱入りの品も売られていた。
それで早速、スーパーでは買えなかった人がそこにある箱入りのチョコをまとめて注文していた。
ものすごい、バイイングパワーだ!(*_*)
これでは、銀座や秋葉原に押し寄せる中国人観光客のことをあれこれと言えたもんじゃない、、、(*_*)
そんな中、今までワインと蜂蜜くらいしか買ってなかったと言うこともあって、アルメニアの名物なら、と思ってそのチョコを買うことにした。
が、ワインを既に買っているためにスーツケースにそれほど空きスペースがなくなっていたので、情けないが個包装されたチョコを少しだけ買うことにした。^_^;
それで、その時点で残っていたドルマで買えるだけ買うことにして、ばらさんに「このお金で3種類、買えるだけ適当に混ぜて欲しいですが」と頼むと、ばらさんは店員さんにそれを注文してくれた。
いやぁ~、、、
これで一段落だぁ~~!
ドルマも使い切ったぞぉ~~!
フリータイムで街を散策
スーパーで両替して来て再びチョコの店にやって来た人も袋いっぱいのチョコを買って、皆さん、満足行くような買い物が出来たようだった。^_^;
それでその後は、スーパーに来る途中で通って来たバザールのところまで移動して、そこを集合場所として約30分のフリータイムとなった。
それでスーパーやチョコレートの店がある通り沿いを散策すると、花屋さんがあったりフルーツの店があったりと、地元の人の生活に少しは触れることが出来たような気もした。
マテナダラン
そして、午後2時半に集合すると、バスに乗って20分ほど移動して、「マテナダラン」に着した。
マテナダランは、アルメニアの古文書17,000点のうち1%を展示している「古文書の保管所」だった。
そして館内に入ると、そこに展示されている古文書は、紙は牛皮、黒インクはクルミから作られ、また青はラピスラズリ、赤はアカムシから作られた、などの説明があった。
(残念ながら、この中での写真撮影はNGとなっていた。)
が、、、
正直なところ、何が書かれているのかわからない古文書をあれこれ見ても、今一よくわからなかった。。。(-.-)
歴史博物館
50分ほどの見学を終えると、再びバスに乗って、エレバン市内の中心地にある共和国広場前に建ってる「歴史博物館」へ向かった。
アルメニアの歴史博物館前に着くと、その前の共和国広場には雨が降っていると言うのに、たくさんの人が集まって賑わっていた。
そして博物館の中に入るとそこには紀元前の陶器やアクセサリー類、絨毯などが展示されていた。
そこに展示されていたものは保存状態がよかったが、それは元々山の上に保存されていて敵に破壊されることがなかったためと言うことだった。
また、アルメニアの絨毯については、必ず十字型の模様が入っているのが特徴となっていて、アルメニア人が作った絨毯がトルコやイランで売られていると言う説明もあった。
そして、博物館の中で大量に展示されている絨毯を見ていた時に、外で時々大きな音がなっているのが聞こえて来た。
あの音は一体何なんだ?
それとともに、騒然とした雰囲気も感じた。
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以下、続く・・・。