午前9時半、大通りから角を曲がって20~30mほど進むと、その道を挟んで両側に黄金色の派手な色をした寺が建っていた。
ガイドブックには、手前の寺が「寝釈迦仏寺院」で向かい側に建っているのが「ビルマ寺院」と書かれてあった。
が、ビルマ寺院については詳しい説明は書かれていなかった。
*寝釈迦仏寺院:敷地内には、本堂と五重のパゴタ(仏塔)があり、いずれも1900年に建てられたもので、タイと中国式が入り混じったユニークな造りになっている。 本堂には、金箔をまとった、全長33mの巨大な寝釈迦仏が横たわっており、その迫力ある華麗な姿は圧巻だ。 この涅槃仏は1958年に造られたもので、裏側には信者の骨壷が納められている。 その他、タイ王国の写真や、南海観音を祀った中国式のお堂などがある。(「地球の歩き方」より)
道路の先には大型の観光バスが止まっていて、そこから団体客が降りて来ていた。
と言うことで、この寺は観光コースに入っているくらいの寺のようだった。
入口から中に入ると、手前は駐車場になっていて、その先に本堂が建っていた。
本堂には2カ所の入口があって、その入口の間には2体の武神系の像が建っていた。
日本の寺で言えば、山門のところに建っている金剛力士像に当たる像なのかもしれない。
その脇の入口から中には自由に入れるようになっていた。
そこで靴を脱いで中にはいると・・・。
目の前には、巨大な涅槃仏が横たわっていた。
長さは33mあると言うことだが、横たわっていると、意外とその大きさを感じないものだ。
これが立像や坐像で33mとなると、ものすごい大きな像だと感じると思う。
それにしても、確かにそれなりの迫力は感じた。
そう言えば、これに似た涅槃仏をタイで見たことがあったが、この寺もタイと中国式が入っているとのことなので、さもありなんと言うことなんだろう。
本堂内部の右手には、金色の衣服をまとった仏の立像と坐像が何体かあったが、新しいためか人形のような雰囲気を感じた。
これがタイ式?の仏像の特徴でもあるんだろうか、、、タイで訪れた寺院の仏像も概ねこのような仏像だったような気がした。
奥に回るとそこは表側の涅槃仏の裏側に当たるところだが、壁一面には骨壷が納められていて故人の写真も掲げられていた。
そしてその前には、何体かの坐像の仏像があった。
また、その仏像の横には紙が掲示されていて、それには十二支とその年表が書かれてあった。
それによると、日本の十二支と同じく「子丑寅卯辰巳・・・」と書かれていてその順番まで同じだった。
そしてその年表を見ると、自分の生まれた年の干支がそれと同じになっていたので、当たり前と言えば当たり前なんだろうが、アジアが仏教を通じてひとつになっている、てなことを改めて感じた。
本堂を出て左手、正面から見れば本堂の右側には小さなお堂が建っていた。
その中には真ん中に本尊?が納められていたが、それが何なのかはわからなかったが、「地球の歩き方」に書かれていた「南海観音」と言うのがこれだったんだろうか?
・・・
以下、続く・・・。