ソフィアの市内観光はまだまだ続く。
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HAPPY SUSHI
ツァール・オスヴォボディテル通りを歩いて国立民族博物館・国立美術館の前を通り過ぎて、その左手に聖ニコライ・ロシア教会が見えた交差点の角に、日本語が書かれた店があった。
そこには「幸せ 寿司」と書かれてあったので、恐らく寿司店なんだろう。
中に入って確認した訳ではないが、場所的に言っても結構高級な店のように感じた。
ブルガリアの首都ソフィアの中心地で営業している寿司店、、、
どんな店何だろう。
海外で営業している日本料理の店の中には日本人ではなく韓国人などが経営している店も多く、(えっ?これが日本の料理?)と言う店も多いと聞いたことがある。
実際、仕事でストックホルムに行った時に入った日本料理の店で日本酒の熱燗を注文したらなかなか通じず、、、店員さんはアジア系の非日本人ばかりだった、、、あれこれ説明して出て来たのは、スウェーデンの何とかいう蒸留酒を温めたものだった、と言うことがあった。
そのままではとても飲めたものではなかったが、、、
ま、そんなものなんだろう。^_^;
アレクサンダル・ネフスキー寺院
その後はその先に建っている「アレクサンダル・ネフスキー寺院」に向かった。
*アレクサンダル・ネフスキー寺院:5000人を収容する、ブルガリア最大で最も美しいと言われる寺院。 高さ60mの金色のドームをはじめ12のドームからなるネオ・ビザンツ様式の豪華な建物だ。 この寺院は、ブルガリア独立のきっかけとなった露土戦争で戦死した約20万人のロシア人兵士を慰霊する目的で建立され、1882年に着工してから40年の歳月を経て完成した。
華麗なのは外装だけではない。 内部装飾で目を見張るのは、メノウ、大理石をふんだんに使った精巧なモザイクが壁を覆う壁画。 大理石はブラジル、ギリシア、エジプト、イタリアなどからはるばると運ばれてきたものだ。 ドームの頂上からつり下げられた巨大なシャンデリアの豪華さも圧巻。 3つある祭壇は、中央がロシア、向かって右がブルガリア、左がほかのスラヴ諸国に捧げられたもの。 地下室は、国中から集められたイコンを展示する博物館になっている。(「地球の歩き方」より)
この寺院は、バルカン半島で一番大きな寺院と言うことだったが、正面から見た限りでは確かに大きい寺院であることは感じたが、バルカン半島で一番大きな寺院と言われるほどの大きさは感じなかった。
それにしても、ロシア兵20万人の犠牲者を慰霊する目的で建てられたと言う話を聞けば、ロシアとブルガリアの関係が多少は理解できようと言うものだ。
しかし、この辺りの歴史の話は中学・高校の世界史の授業の中では恐らくほとんど触れていないのではないだろうか。
この戦争の最大の激戦地が2~3日前に通って来た「シプカ峠」と言うことで、そのことを知っていれば、あの峠で感じることももう少し違ったものになっていたかもしれない。
いずれにしても、バルカン半島の出来事については、日本から見れば遠いどこかの国、地域の出来事と言うことなんだろう。
さて、この寺院は内部での写真撮影は禁止となっていた。
現役の寺院であり、イリアナさんが中に入る時に何か祈っているようで、身体の前で小さくクロスを切っていたように見えた。 なので、単なる観光目的で中に入ると言うのが本来は如何なもの?と言うくらいの寺院だったのかもしれない。
それくらいの寺院なのに、中に入ると写真を撮っている人が何人もいた。(それらの人達は、我々のグループの人達ではありません)
恐らくどこかの国の観光客で、正教の信者ではない人達なんだろう。
この手の人は、大体どこの観光地に行ってもいるもだが、そんな場面に遭遇する度に残念な気持ちになる。
我々が寺院の中に入った時にはちょうど午後5時のミサが行われるところで、3つある祭壇のうちの向かって右側の祭壇の奥から男性が何人か出て来たところだった。
それで少しの間何が始まるのかと待っていると、その男性達が讃美歌を歌い始めた。
その歌声は大きなその部屋中に響き渡っていた。
それはもう厳かな感じで、タイミング良く讃美歌を聞くことが出来たのはホントにラッキーだった。
ホテルへ向かう
午後5時半、寺院の見学を終えて中から出て来ると、この日の観光の予定は全て終了したので、バスに乗り込んでこの日泊る「アネル」ホテルへと向かった。
ホテルは旧共産党本部が建っているビルから真っ直ぐ行ったところの右側に建っていて、市内中心部へと歩いて出るにも近いところだった。
夕食
ホテルに到着したのは午後5時55分の頃で、夕食はホテルのレストランで摂った。
レストランはホテルの最上階だったと思うが、なかなかいい雰囲気のレストランで、ピアノの生演奏も行われていた。
そして夕食の内容はと言うと、、、
①キャベツと香草のサラダ
②ビール
チップ込みで、3レバまたは5ユーロとのことだった。
レバの残額をチェックしつつ、それでもどっちがお得か考えて?
レバで支払った。^_^;
③ビーフとマッシュポテト
④レモンタルト
夕食後の個人的晩餐
夕食後部屋に戻ると、ぼちぼち帰国のことを考えて、荷物の整理を考えた。
それで、途中であまり考えもせず欲しいままにワインやビールを買って来ていたので、荷物の重量とアルコール類の非課税制限枠のことを考えて、、、
ルーマニアで買って来た土産用のワインを開けて飲むことにした。
いいのかなぁ~~、
ま、いいでしょ。^_^;
そして、まだ完全には乾ききっていないバラの花弁を再び広げて、一晩乾燥させることにした。
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以下、続く・・・。