松養寺を出てその先右に曲がって数十m進むと、二股のところに出た。
その二股を真っ直ぐに進めば伊勢街道の昭和橋近くの合流点に突き当たる。
左手に進めば、伊勢街道と合流するもうひとつの香良洲道のルートだ。
それで真っ直ぐに500mほど進むと国道23号線が横切っているのでそれを突っ切って進む。
そしてその先を600mほど進むと、その道がその先で突き当っている。
その突き当りの手前にほんの小さな橋が架かっているが、それが「昭和橋」のようだ。
と言うことで、その突き当たりを左右に走っている道が伊勢街道だ。
それでその昭和橋の手前に、ありました!!
そこには見覚えがある道標が建っていて、こちらから見える面には「右 からすみち」と刻まれている。
そして正面には「旅神社 小舟江村」と刻まれている。
これぞまさしく、ついこの前伊勢街道を歩いた時に通ったところだ。
やったぁ~~!
いやぁ~~、嬉しいね~~。ヽ(^o^)丿
と、喜んでばかりもいられない。
香良洲道が伊勢街道と合流しているのはここだけではない。
と言うことで、すぐに今歩いて来た道を1.2kmほど引き返し、先ほどの松養寺の先の二股の地点まで戻った。
香良洲道のもう一つのルートがそこから二股を左手の方に更に続いていて、そちらの香良洲道を進む。
(注:画像は引き返して来たところで二股を撮影しているので、画像で見るともう一つの香良洲道は右へ進む道となっている。)
その先曽原の町を進む。
二股から600mほど進むと右手に真宗高田派の「法性寺」が建っている。
この寺には市指定の有形文化財で平安時代後期のものとされる「銅鏡(五花鏡)」があると言う。
この寺の先で香良洲道は突き当たるが、その正面には道標が建っている。
赤い、ホース格納箱の左側だ。
それには「右さんぐう道」「左からす道」と刻まれている。
それでその突き当りを右折して進むと、その先右手に二本の石柱が建っている。
それは弘化二年(1845)の町石で、その奥約160mのところには天白神社建っていると言うことで、そこは天白神社の参道の入り口に当たるところと言うことだ。
石柱の上部に開いている穴は幟を立てるための穴だと言う。
その前を通り過ぎて100mほど進むと、左手に分かれる道がありその角には道標が建っている。
そこには「左さんぐう道」「右からす道」と刻まれている。
と言うことで、この角も香良洲道と伊勢街道へ向かう道の分岐点になっているところだ。
そこを真っ直ぐに進むと、再び国道23号線を突っ切って真っ直ぐに進む。
が、国道を渡ったすぐ先では道は二股に分かれていて、うっかりすると右の方へと誘導されるような感じになっている。
と言うのも、香良洲道はその二股を左に進むのだが、自然に香良洲道へ向かうようになっていた道が、ガードレールで妙に歪められていて、不自然なカーブになってしまっているのだ。
旧道に接続して新しい道を造る時に、自然に新道の方に車や歩行者が流れるように旧道の方に無理やりガードレールなどで急な角を造っている場面にしばしば遭遇するが、この場所でも同じようなことが行われていたようだ。
そしてそこを左に進んで約530m、そこで再び正面に突き当たった。
その突き当たりの手前にはここにも小さな橋が架かっていて、その橋は「御門橋」と言うようだ。
そしてその御門橋の手前右手には、これまた見覚えのある「勅使塚」が建っていた。
と言うことで、そこも伊勢街道と香良洲道の合流地点になっていた。
御門橋の先で伊勢街道に合流しているところには、道標が建っているが、これまた伊勢街道を歩いた時に見た道標だ。
やったね!
と、更に・・・。
香良洲道が伊勢街道と合流している地点はこの先にもう一カ所あるので、感慨に浸っている時間はなく、再び今歩いて来た道を戻る。
と言うことで、国道23号線を歩道橋を渡って戻る。
そして、道標の建っている地点まで戻って、そこからもう一カ所の合流地点を目指す。
分岐点から約350m進むと左手には天白小学校が建っている。
その手前の交差点を右手に進む。
ちょうど下校時間だったためか、ヘルメットを被った小学生たちがたくさん歩いてる。
また、近くには三雲中学校があるためか、自転車に乗った中学生がバンバン走って来る。
中にはすれ違いざまに「こんにちはぁ~」と声を掛けてくれる生徒もいて清々しい。
そして、この先では国道23号線をガードで潜って進む。
そしてその先で左折するところがあるが、周囲には比較的新しい住宅が建っていて、この左折する道がわかりにくい。
そして左折した後突き当りを右折して進むと、その先で左に分かれる細い道がある。
その道を入って行って50m。
いよいよ最後の突き当たりに出る。
ここが、一番松阪よりの伊勢街道と香良洲道の合流地点で、伊勢神宮から歩いてくると最初に香良洲道に分かれるところだ。
角のところには、これまた見覚えのある道標が建っていた。
これには「左からす道」と刻まれているので、津の方から歩いてきて香良洲道に入る時の道標と言うことになるんだろう。
時刻は午後3時10分。
いやぁ~~、
これで伊勢街道と香良洲道の分岐点=合流点を全てたどることが出来たようだ。ヽ(^o^)丿
・・・
この後は、最寄りのJRの駅「六軒駅」まで歩いて、そこでJR紀勢本線が来るのを待った。
・・・
終わり。