富岡製糸場に行くには、まずはJR高崎線で高崎駅まで行って、そこから上信電鉄に乗り換えて「上州富岡駅」で下車して歩くことになる。
自宅の最寄駅から高崎駅までは、東京駅、上野駅での乗り換え時間も含めて約2時間50分。
運賃は2,520円なので、青春18きっぷを使えば、一回分として考えただけでも高崎駅までの片道だけで元は取れることになる。(^_^)v
それでもとにかく時間が掛かるので、最寄り駅を朝一の東京行に乗って出発した。
3月の春分の日を過ぎて日の出もかなり早くなり、自宅を出た午前4時50分の頃、空は薄らと白じみかけて来ていた。
高崎駅には定刻通り、午前8時に着いた。
高崎駅からは上信電鉄に乗り換えるが、次の下仁田行きは8時41分発だ。
一度JRのか札口を出て、ぐるっと回って上信電鉄の改札口に回る。
上信電鉄には初めて乗るので、ちょっと楽しみだ。^_^;
上信電鉄の改札口に向かうと、ちょうど上り線が入って来て、乗客たちが降りて来た。
駅には富岡製糸場の目指せ世界遺産系のポスターが貼ってある。
沿線に他に目立った観光地がない上信電鉄にとって、富岡製糸場が世界遺産に登録されれば、営業収入が大幅に上がるだろう。
切符売り場で乗車券を購入。
高崎駅から上州富岡駅までは片道770円、富岡製糸場の入場券は500円だ。
しかし、「富岡製糸場見学 往復割引券」は、高崎駅から上州富岡駅の往復乗車券と富岡製糸場の入場券が付いて1,600円。
運賃と入場券を個別に買うよりも、440円も安い。
これはかなりのお得だ!^_^;
入線してきた車両には、全面に「ヨコヲデイリーフーズ」の「こんにゃく博物館」の広告が施されていた。
この時は、車両に広告を掲載している上信電鉄の営業のことばかりが頭にあったが、今から考えると、そのこんにゃく博物館のことを事前の知っていたら、そこに立ち寄っていた。
その博物館、途中駅の上州福島駅から2.2kmくらいの所にあるので、アクセスもよかったのだ。
む~~、残念と言うか、失敗したなぁ~~。
高崎駅を出発してから39分、上州富岡駅に到着。
上信電鉄は日中でも1時間に1~2本しか走ってないので、帰りの時間をチェック!
上州富岡駅のホームと駅舎は現在工事中のため、プレハブの仮駅舎を出る。
これはもしかして、富岡製糸場が世界遺産に登録された時の準備なのだろうか?
富岡製糸場に向かう途中にある富岡市役所。
「祝 世界遺産へ推薦決定!」の垂れ幕が!!
まだ早いぞ・・・。
気を緩めてはいけません。
歩道には所々、こう言った表示がしてある。
「上州名物 おっきりこみ」。
これは一体、何なんだ?
それは、ほうとうに似た麺の煮込み料理のようだった。
富岡製糸場が近くなって来た。
神社に向かう参道のような感じだ。
道の両側には、土産物店が点在している。
写真を撮っていると、「あそこも撮っておいたらいいですよ」と、近くの店の女性から声を掛けられた。
その女性の話によると、そこは肥留川(ひるかわ)医院と言って約20年前まで開院していてその後もずっと建物は残っていたが、いよいよ取り壊されてしまうと言う。
恐らく、、、
富岡製糸場が世界遺産に登録されたとしたら、その頃にはもう、この姿はないと言うことだ。
「かりんとう饅頭」が名物らしい。
試食を勧める店があったので、試食をしてみた。
カリッとした触感で餡子は適度に甘くて美味しかった。
「帰りに寄りますね」と言ったが、帰りには違う店で買ってしまった、、、^_^;
*帰宅してから調べたら、この「かりんとう饅頭」は元々、福島県で販売されていたものだが、近隣県と言うことで、群馬県でも売られていると言う。
正面に富岡製糸場が見えて来た。
そして、到着!!
・・・
以下、続く・・・。