ホートン・ブレインズ国立公園とワールズ・エンドでの約4時間のトレッキングを終えると、再び三菱のジープに分乗してそこまでやって来たルートを戻った。
途中に見えた、風力発電のプロペラ。
日本のどこかの田舎のような景色。
出発して1時間ほど走ったところで、A5のルートに出た。
標識には「68km」と表示されているので、コロンボ辺りから68kmのところなんだろうか?
午後2時の頃。
小学生達(中学生か?)の下校時間だったようだ。
皆お揃いの上下白い服を着ていた。
そして、その先で漸くレストランに到着した。
当初予定では、トレッキングに参加しないでホテルで待機していた10人とこのレストランで落ち合って一緒に昼食を摂ることになっていた。
が、我々がレストランの中に入ると、ホテル待機組の10人は既に食事を終えてレストランの外にある椅子に座って寛いでいた。
事情を聴くと、「ちょうど今食事を終えたばかりなんですよ~」と、我々のグループの中で一番若い女性が応えた。
彼女の話によると、ガイドさんも添乗員さんもいない中で、予定通りこのホテルにやって来て待っていたところ、、、我々のバスの運転手はホテルに残っていたので、その運転手に従ってこのレストランまでやって来ていたが、、、我々トレッキング組の到着が遅れる中、レストランの係りの人から「先に食べるように」と言われたからだと言うことだった。
それはその時間帯にインドの団体が2グループ来る予定になっていて、混むからだと言うことだった。
それでやむなくホテル滞在組10人は、先に食事を摂っていたと言うことだった。
そのレストランに入るとインド人が大勢食事をしていた。
午後3時過ぎ、トレッキング組の食事が終わって全員揃ったところでレストランを出発すると、紅茶工場へ向かった。
20分ほど走ると、その辺りはお茶畑でいっぱいだった。
「ここは、ハリウッドか?」
いや、そうではありません。
紅茶畑です・・・。^_^;
そんな中で、お茶畑が良く見えるところで写真撮影ストップとなった。
バスから降りると近くで茶葉を摘んでいる女性がいたので、その様子を写真に撮ろうと思ってカメラを向けるとこちらに気が付いたようで、「おいでおいで」と言うジェスチャーをしていた。
その様子に今一違和感を感じたので躊躇していると、一人の同じツアーの女性がその葉を摘んでいる女性に近づいて行った。
すると、その作業をしていた女性は、彼女に近づいて行った女性に茶葉を摘んで手渡すと「マネー、マネー」と言った。
その言葉を聞くと、「あら、お金払うの? ならいらないわ・・・」と言って、その茶葉を返していた。
その作業をしていた女性達は、コロンボから先これまで見て来たスリランカ人、と言うかシンハラ人に比べると明らかに違う人達で、どうもタミル人らしかった。
そこから10分ほどバスで移動したところに紅茶工場があって、そこでその工場の見学をした。
その工場に着くと、久しぶりに日本人の団体と遭遇した。
その人達は既に工場見学を終えた後のようで、その先にあるショップで紅茶を買いまくっていた。
久々に旅先で同じ日本人の人達と遭遇すると、妙な気持になった。
日本で見る日本人ではなく、妙な感じがするのだ。
この感じは、海外を旅した後成田から自宅まで帰る途中で見かける日本人を見る感じと似ていた。
普段なら当たり前のようにして見ている自分と同じ日本人だが、海外で見る日本人は、何だか妙に見えるのだ。
恐らく、海外の人達が見る日本人もそれと同じような姿に写っているのかもしれない。^_^;
さて、その工場でちゃちゃっと紅茶を生産する様子を見学をした後、BOPと言うオレンジペコの一種の紅茶を振る舞われた。
BOPとは、「ブロウクン・オレンジ・ペコ」と言う種類の紅茶の略称のようで、名前のように紅茶の葉を粉々にしたものらしかった。
その紅茶を飲んだ後は若干のフリータイムとなったが、その後はショップでの買い物時間となっていて、皆さんものすごく紅茶を買っていた。
スリランカルピーでは支払うお金が足りなくなってドルで支払っている人もいた。
さすがにスリランカと言えば紅茶だ。
ここで紅茶を買わないで、何でスリランカに来たんだ!
と言うことだったんだろう。^_^;
そして午後4時30分過ぎ、その紅茶工場を出発して、この日泊まるキャンディのホテルへと向かった。
ホテルに着いたのは午後7時を回っていた頃で、既に辺りは暗くなっていた。
この日泊まったホテルは、トゥリーオブライフ(生活の木)と言う日系のホテルだったが、時間が遅かったので、ここでもそのままホテルのレストランに行って、食事をしている間にチェックインをしてもらった。
・・・
以下、続く・・・。