ポーランド滞在中の食事は、朝のホテルでのビュッフェ式の食事を除いては、町のレストランやホテルのレストランで摂った。
そのため、メインディッシュはそれなりのもので、肉や魚が出ていた。
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これはチキンのカツレツ。 これはヨーロッパではよく出て来る料理だ。
付け合せはジャガイモとキャベツのサラダだった。
ここでジャガイモが出ているように、この他にパンなどの炭水化物は出なかった。
この日の夕食はビュッフェだったが、主菜は「ビゴス」と言うポーランドの典型的な家庭料理と言うことだった。
これは、キャベツとザウアークラウトに、ソーセージ等の肉を加えて煮込んだもので、美味しかった。^_^;
これは「ピエロギ」と言う料理で、言ってみればポーランド風の「餃子」で、焼くのではなく茹でてあった。
このような「餃子風」の料理は中央アジアから東欧辺りにかけていろいろ名前で似たようなもの、例えばロシア料理のピロシキ等のようなものがある。
と言うことで、勘のいい人は既にわかっていると思うが、このような「餃子風」の料理は、13世紀にユーラシア大陸を席巻したモンゴル帝国が支配した地域に残っている料理だと言う。
これは遊牧民であるモンゴル人が携帯食として常備していたもので、お湯で茹でれば食べられるように常備していた食べ物だと言う。
これが、モンゴルが支配した地域に広がって根付いて現在も地元料理として食べられていると言うことらしい。
と言うことから考えると、中国の餃子も元々はモンゴルの食べ物だった、と言うことになるんだろうか。
これは、ポテトパンケーキで、これはポーランドは定番の料理だと言う。
これは名前の通り、ポテトが練り込んであるパンケーキで、摩り下ろしたジャガイモに小麦粉を混ぜて焼いたものだ。
大根を摩り下ろして水分を切ったものに小麦粉を混ぜて焼くともちもちっとした食感の焼き餅になるが、それと似たようなもっちりとした食感だった。
我々の前に出て来たものは、そのポテトパンケーキを半分に折ってその間に煮込んだ肉を挟み込んだ状態だった。
が、とにかく見た目に圧倒されてしまって、食べきれなかった。
他の人もほとんどが半分近くを残していたのが、何とももったいないように思えた。
これは、スズキのホワイトソースがけ。
付け合せはジャガイモとニンジン、ブロッコリー、カリフラワー。
こおように魚料理も頻繁に出た。
今は冷凍保存と輸送方法が良くなって来ているので、海に近いところでなくても魚料理が食べられるようになっていると言う。
これはチキン料理に、野菜サラダ添え。
これは、チキンソテー。
チキン料理はもしかしたら一番たくさん食べたかもしれない。
そのチキン、ほとんどがむね肉だった。
ポーランドでは、むね肉がよく食べられていると言うことなんだろうか?
これはローストチキン。またもや鶏のむね肉だった。
これは、白身魚のフライ。
付け合せはフライドポテトだった。
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ところで、6月4日はクラクフに滞在した日だったが、午後はフリータイムの予定になっていて、夕食は各自で摂るようになっていた。
が、前日の予定が消化できなくて、その結果前日消化できなかった行程を、フリータイムの時間に充てることになった。
そんなことで、一日観光をしてホテルに戻ると、さて、夕食はどうするかと言うことになった。
元々夕食は付いていない日だったからだ。
それで添乗員のIさんの提案で、希望者は近くのクラクフの旧市街に出てそこで食事をしませんか?と言うことになった。
ホテルのレストランで夕食を摂ることも出来たし、初めから携帯食を持ち込んで来ていてホテルの部屋で食事を済ませる人もいたようだった。
その他ホテルの近くにスーパーがあったので、そこで食料を調達した人もいたようだ。
それで、結局添乗員のIさんを含めて12人でクラクフの旧市街に繰り出した。
そこで添乗員のIさんが見つけた店は、所謂レストランではなく、店に用意されている料理がどれも「100g当たり3ズロチ(=約120円)」で食べられると言うシステムになっている店だった。
日本で言えば、持ち帰り弁当の「オリジン弁当」と同じだった。
100g単位の値段になっているが、100gがどれくらいのものなのか今ひとつよくわからなかったが、取り敢えず食べたいものを紙製の更に盛った。
それで、結局紙製の皿に盛った私の分は、これで500円弱だった。
毎晩レストランで食事をしていたので、こう言った普通の店で食事が出来たことは、また楽しい旅の思い出になった。^_^;
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以下、続く・・・。