夕方帰宅途中のこと。
メイン道路を歩いて信号のある丁字路を右折する少し手前のショートカットをする道を右斜めに入ると、その先の新聞販売店のところでショートカットをしなかったら歩いているはずの道に出る。
その新聞販売店の前の道を真っ直ぐに数百m行くと我が家に行き着くが、その道は緩やかな登りになっている。
その新聞販売店の前に出ると、20mほど前方に松葉杖をついてひょこひょこ歩いている女性がいた。
その女性は薄いベージュ色のスプリングコートを着ていて、松葉杖をつく原因になっていると思われる左足は素足のままだった。
その女性の服装から、彼女は新社会人かその予備軍かと思った。
また、その松葉杖をついて歩く姿や素足の様子から、急に松葉杖をつくことになったのではないかと思われた。
後ろから近付くと、随分と歩きにくそうで、その女性は左手には大きなバッグを手にしていた。
そんな大きなバッグを手にしながら松葉杖をついているので、尚更歩きにくそうだった。
するとその女性、急に松葉杖を右手にまとめて持って、左手にはバッグを提げて、右足だけでケンケンをしながら跳び始めた。
しかし、数歩進んだところで立ち止まってしまった。
やはりダメだと思ったんだろうか。
また松葉杖を両手に持ち直して一息ついたようだった。
そんな様子なのであっという間にその女性に追いついたが、あまりに大変そうに思えたので、「荷物、持ちましょうか?」と声を掛けた。
すると、その女性は、はっと私の方に顔を向けて戸惑いながら、「あ、あ、大丈夫です・・・」と作り笑いを浮かべていた。
その女性の顔は、やはり思った通り20代前半の新卒くらいの年に見え、かなり無理をしているように思えた。
「大丈夫ですか? 持ちますよ。」ともう一度言うと、一瞬間を置いた後、「あ、それならカバンお願いします。」と言って、私にバッグを手渡した。
それで歩き始めたが、そこから10m進んだか進まないかのところで、「ありがとうございます。ここで大丈夫です。」と彼女は言った。
その歩道の右手にはマンションが2~3棟並んでいたので、彼女はそのマンションの住人かもしれなかったが、その横のマンションは入口まで数段の階段があったので、「上まで行きますよ。」と言ったが、「ここで大丈夫です。」と言われたので、それならと思って彼女から預かっていたバッグを彼女に返してその場を後にした。
彼女は、そのマンションの住人だったのかななぁ~?
もしかして、私は不審人物に思われて一度は手を借りたが考え直してそこで「大丈夫」と言われてしまったのかな~?
などと思ってみたが、まぁいいや。^_^;
それにしても、新年度早々お気の毒なことだ。
・・・
帰宅すると、郵便受けに郵便局の不在連絡票が入っていた。
それですぐにコールセンターに電話した。
その時間はかなり混んでいるようで、その旨を伝えるメッセージが流れ待つこと4~5分。
漸く電話がつながると「今日再配達してくれますか?」と聞いてみた。
午後6時を回った時間、その時間なら今日中に再配達してくれるとのことだった。
それでさくさくと所定の確認項目を伝え、再配達の手続きを終えた。
いやぁ~~、
電話を切った瞬間、何と言うか、ありがいたいことだな~と思った。
土曜日の午後6時過ぎと言う時間帯。
私はこれから週末の夜をのんびり過ごそうかと思っている時間だ。
そんな時間に、電話の向こうではそうやって仕事をしてくれている人達がいるのだ。
思えば、以前は逆の立場で、電話の向こうで仕事をしていたっけ。
そう思うと、尚更ありがたいと思った。
・・・
電話を切って、夕方買って来た食料品を冷蔵庫に押し込む際、冷蔵室の奥の方からいつ入れたか記憶にないアサヒのスーパードライ缶が1缶出て来た。
缶の底に印字されている賞味期限を見ると、2015年3月となっているではないか!?
こりゃいかん!
早いとこ飲まないと、、、。
と言うことで、早速プルトップを開けてぐびっと!!
む~~、美味いね~~^_^;