アルバニア:13
11月9日(金);4日目出発
(朝の散策)
朝7時前に目覚めて窓の外を見ると、昨日は暗くてわからなかったベラートの町並みが目の前に広がっていたんだ。
そのホテル前の景色からすると、どうやら
「TOMORI」ホテル(→)は町の中心地辺りに建っているようだったんだ。
それで、早速
朝飯前にホテル周辺の散策に出ることにしたんだ。
その時間、ぼちぼち出勤する人や通学のために学校に向かう小学生などが歩いていたんだけど、小学生は年長者が年少者を引率していてしっかりしているなぁ~なんて思ったんだ。
そして、アルバニアでは大人はあまり英語を理解する人が少ないよう(イタリア語が理解できる人は多いらしいんだ)なんだけど、子供は学校で英語教育を受けているようで、すれ違う小学生に「グッドモーニング」って声を掛けると、英語で返事をしてくれる子供が多かったんだ。
(一軒の店の前を通ると・・・)
そうこうしながら町中の路地に入って行くと、一軒の店が開店準備中?の様子だったんで、その中にいた高齢の男性に「グッドモーニング」って声を掛けると、
全く通じない様子でね。
それでも、何をやってる店なのかな?と思って店の中に少しだけ入ってみると、その男性、少し戸惑った様子ながらも、「中に入ってきな」てな感じのジェスチャーをしてくれたんだ。
それで、「何の店なんですか?」てなことを聞くと、彼は店の中に置かれている「道具」を次々に指して何やら説明してくれたんだ。
しかし、全く言葉が通じないんだよね。英語がダメとなると、いやぁ~、、、辛いもんだよねぇ~。でも道具や店の中の様子で、どうも「鍛冶屋」さんなのかな?って思ったんだ。
そして、
記念にその男性とツーショットの写真を撮らせてもらい、その写真を送るんで「住所」と「名前」を書いてください、ってことで、メモ帳をボールペンを差し出したんだけど、「アドレス」や「ネーム」と言ってもどうも通じない様子だったんだ。
しかし、何とか
ジェスチャーで、日本に帰ってから写真を送ります、ってことが理解されたようで、彼はメモ帳に住所と名前らしきものを書いてくれたんだ。
すると彼は、「コーヒーを飲みに行こう」と誘ってくれたようで、一緒にその店を出ようとしたんだ。
そうなると時間がなくなってしまいそうだったんで、申し訳ないけどそれは辞退させてもらって、お礼を言ってその店を後にしたんだ。
(モスクの辺りをうろうろしていると・・・)
その後引き続き町中を歩いていると、ホテルの近くに
モスクのような建物が建っている一角があったんだけど、この日の行程の中では見学の予定がなかったようなんで、寄ってみることにしたんだ。
そして、その中の建物に入れないかとうろうろしていたら、ジャケットを着た
紳士風の男性が近付いてきて何やら話かけて来たんだ。
そして、
「あなた達はキナですか?」って聞いて来たんだ。
アルバニアに来て、何度か現地の人から「キナ?」って聞かれていたんで、この時はすぐに理解できて「ノー、ジャポン!」って答えると、彼はわかってくれたようで、
「英語、イタリア語、スペイン語、フランス語、どれが話せますか?」てなことを聞いてきたんで、「英語がちょっぴり」って答えると、その男性は英語で話し始めたんだ。
すると、「一緒に来て下さい」てな感じで、その一角にあった建物を次々と案内してくれたんだ。
そして、中に入れないと思っていた建物のドアのところまで来ると、近くにいた男性に声をかけて鍵を持ってこさせて、その中に入れてくれたんだよね。
そして、その後いろいろ詳しく説明してくれたんだよね。
そして、別れ際彼は名刺をくれたんだ。
その名刺によると、彼はかなり偉い人のようで、こんな一介の観光客にいろいろと説明してくれてよかったのかなぁ~?何て思ったんだ(^.^)
(大急ぎでホテルに戻る)
朝食もまだ済ませていないうちに出発の時間が差し迫ってきたんで、急いでホテルに戻るとレストランにはもうガイドさんと添乗員さんしか残っていなくてね。
そして、料理が置かれていたテーブルの上にはほとんど目ぼしい料理がなかったんだ。
まぁ~、しょうがないか・・・。
ま、元々たくさん食べる方じゃないからよかったんだけどね ^_^;